2024年4月3日水曜日

ハンドフォーク

こんばんは、こうちゃんです。

今回は重い荷物も多い現場で活躍する器具、ハンドフォークです。



ハンドフォーク、ハンドリフトとも。
荷物を載せるパレットを移動させるための器具の一つである。

商標でもあるが通称としても使われる、ビシャモンなどとも。

人力であってもより少ない力での作業が可能であり、いわば“手動式のフォークリフト”とも表現できる。フォークリフトと比較した場合、より正確にパレットを配置できる点、特に狭い場所においてのパレット移動が可能な点、フォークリフト運転技能講習(若しくは特別教育)修了者でなくとも重量物の運搬が可能になる点において優れているといえるが、パレットによっては機構部の厚みから爪が入らない場合がある点、単面型以外のパレットでは爪の挿抜時に大きな騒音・振動が生ずる点、両面使用型のパレットの場合は前後輪間に収まるサイズでなければ移動が実質不可能である点は、欠点であるといえる。荷の積載量は最大1500kgの製品が最も多く使用されているが、700kg積から5000kg積まで各種用意されている。
wikipedia参照

ハンドフォークの利点はいくつかあります。まず、ハンドフォークは小さな庭やプランターなど、狭いスペースでの作業に適しています。また、土を掘る、草を抜く、土を耕すなどの作業に便利です。ハンドフォークは軽量で持ち運びやすいため、庭仕事や植物のお手入れに便利です。さらに、ハンドフォークは手作業での作業を効率的に行うことができるため、庭やプランターのメンテナンスに役立ちます。

パレットの多い現場では小回りが利くし重宝します。
また、フォークリフトを操縦させてくれる場所などほぼないので、
派遣、日雇いで入る現場の場合、これを扱うことの方が多いです。
もちろん、現場の特性や、監督の意向で、新入りには使わせてくれない場合などもありますが、危険性は小さく、操作もしやすいので、多用することも。



こうちゃん



2024年3月12日火曜日

インパクトドライバー

こんばんは、こうちゃんです。

今回は、ガテン現場を知っていて、
でも本職じゃないとなかなか知らなかったり、持っていなかったりする工具で、
かっこいい憧れにの工具No.1の(勝手に決めました)

インパクトドライバー

のご紹介。



インパクトドライバーは、インパクトレンチと同じく衝撃を利用してねじを回すドライバーであるが、インパクトレンチとは異なり、高い回転トルクと同時にねじその物に垂直方向の打撃力を与える効果を持つ事が特徴である。そのため、錆や焼きつきなどで固着したり、過剰なトルクで締め込まれて人力での脱着が困難なねじを回す用途で用いられる。

インパクトドライバーはねじ頭の形状との相性があり、人力で回した場合にカムアウト(en:cam out)と呼ばれるドライバーの浮き上がり現象が生じやすいプラスネジで特に有効なもので、最初からカムアウトの対策が施されているトルクスや、構造上カムアウト現象よりも回転の中心軸のずれの方が脱着の重要な要素となるマイナスネジでは余り有効であるとはいえない。

こんな構造部を持つ、ロマンあふれる工具になっています。

インパクトドライバーの利点はいくつかあります。まず、インパクトドライバーは非常に強力なトルクを生成するため、ネジやボルトを簡単かつ迅速に締めたり緩めたりすることができます。また、インパクトドライバーは振動が少なく、作業中の疲労を軽減することができます。さらに、狭いスペースや困難な角度でも作業しやすいため、様々な場面で使いやすいです。インパクトドライバーはプロの現場からDIY愛好家まで幅広く利用されており、効率的で便利なツールとして高く評価されています。

普通のドライバーに比べますと、当たり前ですが結構高価になりますが、今や一般人でも、普通に買えますし、日曜大工、家の家具の手直しなどを頻繁にやる方は、家におひとつ持っておくとよいのではないでしょうかね。


こうちゃん

2024年1月8日月曜日

コンサート会場設営・撤収

こんばんは、こうちゃんです。

ちょっと珍しいガテン現場の一種で、
アーティストのコンサートや、アイドルのライブ、イベントなどの、
会場設営、撤収のお仕事があります。

かなり体力的にヘビーな仕事になりがちですが、
実働に対して割のよいケースも多いので、ちょっとこちらでご紹介を。


こちら、会場設営・撤収のお仕事というのは、
会場に入っていられる時間(=借りている時間)がシビアなため、
なかなかにハイペースな現場になっていまして。

会場内で集合したら、会社の人などが班分けしまして、
主にバイトの場合は、専門器具を使う作業は担当できないため、だいたいが、

・トラックから荷下ろしを手伝う班
・下した荷物を指示を受けて会場内各所に配る班
・一部、開梱や、単純なマットやイスなどを広げる作業する班

あたりに振り分けられて、開始から2時間くらいで1万人規模のイベント会場なども一瞬で作り上げます。


そして2,3時間くらいイベント中は待機になり、
現場によっては準備と撤収は別班で、準備だけして解散や、撤収だけで募集されてくる人もいます)

イベント終了後、今後は逆の手順で大急ぎで撤収作業をすることになります。
この場合

・イスやマットや道具を片付けて台車などに積む班
・ひたすらそれを会場内からトラック前に運ぶ班
・積み込みの手伝い班

などに分かれます。
かなり短時間ながら力仕事も多く、疲れる作業ですが、
体感的にはあっという間に終わり、たいてい拘束時間あたりの給与も割高なところが多く、
一度くらいやってみてもよいかと。


ちなみに、設営現場では、電飾をつけたり、カメラマンさん用の稼働する足場だの、
電気制御の会場内設備を作ったりだの、ちょっと技術のいる作業もあったりしますが、
そういったメカニカルな作業は、日雇いの人が頼まれることはなく、
ほぼ専業のそういった会社の社員さんがやっていますので、
今回ご紹介の、主に力仕事で行う会場設営作業などは、特殊技能不要でできるものとなっております。

ただ、ひとつ欠点があり、夜のライブイベントの撤収とかですと、中途半端に終電ちょっと後に終了、解散になり、
始発までだいぶあり、帰る手段が無い、なんてこともよくあります。

お気をつけください。

こうちゃん

2023年11月8日水曜日

金ノコ(金切のこぎり)

こんばんは、こうちゃんです。

金属切断に大助かり、DIYには必須な道具、
金切のこぎり、通称金ノコです。

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参考:https://www.cainz.com/shop/goods/search.aspx?search.x=x&category=441010

金切のこぎり(かなきりのこぎり)は、日本の伝統的な木工道具の一つです。主に細かい木材や竹などを切断する際に使用される小さなこぎりで、刃先が細くて切れ味が良いのが特徴です。金切のこぎりは、木工や竹細工などの細かい作業に適しており、緻密な作業を行う際に重宝されます。また、日本の伝統的な工芸品や建築物の製作にも使用されることがあります。金切のこぎりは、日本の伝統的な工具として技術を継承するためにも重要な存在です。

通常ののこぎりは、主に木を切るのに使われますが、
その名の通り、金切のこぎりは、金属類を切るのに向いています。

刃の仕組み上、かなり硬い金属類でも切断できます。
DIYなどで金属の物が必要な際に、長さの調節などに大変役立ちます。

また、家庭ごみで、ある程度細長い物で粗大ごみ扱いになってしまい、燃えないゴミに出せない物なども、これで切って短くすれば捨てられたりして便利です。


また、こんな風に紹介されていますね。



こうちゃん



2023年3月14日火曜日

現場の慣習(ルール)

こんばんは、こうちゃんです。

まずは知っておいた方がよい、
まあ、ガテン現場におけるルールというか、ならわしのようなもんですね。

いくら技術革新が激しかろうが、
機械による作業が多かろうが、
人の手による作業はまだまだ多いもの。

そして、そういった現場では、多くの人が協力し合って作業しているので、種々のルールがあり、
そうして、怪我なく、効率よく仕事ができるようにしています。

そんな中の基本ルールをいくつか(こちらが作業員、親方の下の立場の前提のルールです)


ルール1

あいさつが基本

ま、これは当たり前ですね(他の業種でも)
仕事に入る時や、休憩前後の移動、帰る時等に
「おはようございます」
「よろしくお願いします」
「お疲れ様です」
「お先に失礼します」
こういったあいさつができないと、
それだけで、こいつ使えないかも、と印象悪くされてしまいます。
必ず現場ではあいさつを交わすようにしましょう。
印象アップと同時に、声がかけやすい人、にもなり、仕事が円滑に進みます。
あいさつはなによりの基本ですね。


ルール2

これまた仕事なら当たり前かもですが

「声かけ」

どんな仕事でも、人と関わっている仕事なら当たり前かもしれませんが、
これが、ガテン現場ですと特に重要になってきます。

例えば、重いもの運ぶため、
周りにも気をつけて欲しい、

もしくは、先がよく見えない運搬中、どいて欲しい等、

意外と声かけの大事な部分が多いのです。

なので、これも物運ぶ時、人と連携する時、声をかけるのはルールとなっております。

なお、相手にわかればよいので、特に何を言え、とは決まっていませんが、
たいてい現場単位、もしくは会社単位でたいていお約束があるので慣れるとよいです。


声かけが大事なこと
協力する相手とは必ず声かけすること、を説明しましたが、その延長で

まず、大荷物を運ぶ時、
相手と「せーの」とか「移動しまーす」「曲がりまーす」
等、動きに関する声かけが必要

また、この場合、多少声が足りなくても、運ぶ先がわかっていればそこまでミスはありませんが、

引越し等で、1人でトラックから荷物を受け取る時など、
必ず「持ちましたー」「受けましたー」等、自分が持った旨を声かけが必要

この場合、渡してくる相手が、どのタイミングで離していいかわからないし、
かといって、時間的にしっかり持ったかどうか、なんて疑っていたら作業が遅くなるので、
必ず受け取った側が了承の返事をします。

同様に、現場内で台車に載せた荷物等をリレーで渡していく場合も同じく


ようは、さすがに1人で現場で声出してたら変な人ですが、
2人以上で作業する時は必ず声をかけあいましょう
と、そういうことです。


ルール3

今回は、
現場での安全優先順位

1位 人損
2位 物損(お客さんの)
3位 物損(身内の)

意外なのが、
顧客の物品より、人損、特に作業員の、が重要視されていました。

理由としては、お客さんの物を壊してしまっても、少々ならやさしいお客さんなら謝れば許されるし、結構な物損をやらかしても、基本的に保険に入っているので、フォローがきく

しかし、人損の場合、一応保険には入っているところがたいていですが、
派遣等を使っている場合、監督責任や、派遣会社との契約うんぬんで、
色々と問題になるところが多く、

雇っている会社もたいていはこの人損による交渉を嫌がります。

次に、やはり弁償が発生する可能性のある、
お客さんの物損
しかし、これもささいな場合、
職人さんがこっそり直してしまい問題にならないことも多いですw

ビス外れ、天板の傷等、目立たない事故は職人さんの技術により直してしまいます。

同様に、身内の物損など、何も気にしない

消耗品→減って当たり前
器具・工具→まあ、仕方無いと
備品→謝ればまあよし

というくらいのゆるさです。
基本、現場の工具や機材はある程度消耗・劣化等でダメになる率を見込んでいるので、そこまで気にされないのでしょうね。

この順位で、現場での各ポイントへの気遣いは考えれば、
ほぼ合っているかと思われます。
(自分の立場、監督の性格により多少の変動はあるかもしれませんが)


2023年2月9日木曜日

冬場のきつさ

こんばんは、こうちゃんです。

寒かろうが、
暑かろうが、
雨が降ろうが、雪が降ろうが、仕事があるのがガテン現場です。
(一部現場は天気により作業できませんが)

そんな中、
冬場の大変なところを挙げておきます。
(その内、夏場編も書きますけど)

・手先のかじかみ
現場では、ネジを留める、金具の取り付け、取り外し、梱包、等
結構指先で細かい作業をする場合があります。
これが倉庫内やオフィス内ならまだいいのですが、
吹きさらしのイベント会場裏だとか、トラックの荷台だとかで作業する場合、
寒いにも関わらず、軍手も外し、寒い中必死で細かい作業しなくてはいけません。
これは作業も効率悪くなりがちですし、手先も冷たくてつらいですし、イヤなものです。

・薄着
仕事によっては(特に引っ越し等)、ユニフォームが与えられ、それを着ることが必須になります。
その場合、引っ越し屋などは、どうしても動きやすさが必要なことからかなり薄着な場合が多いです。
その結構薄着な状態でも、引っ越しは、担当ごとに場所分けて作業することがほとんどで、
トラックの荷台で待機していて、時折荷物を受け取るポジションだったりしますと、
寒くて、本当に凍えます。
例え吹きさらしでも、定期的に荷物が来る以上、風を避けに扉しめたり、中に入っているわけにもいきませんし。

・荷物
これは大した要因でもないですが、
派遣された現場で、荷物をひとまとめにしたり、お客さんの車に置かせてもらったりするため、
他の季節に比べ、防寒具等で荷物が多いと、しまっておくのが大変だったりはします。

・体温低下
これは上記の要素と比べ、別の系統の仕事の時に発生するのですが、
例えば、イベント警備ですとか、駐車場案内などですと、
ほぼ一日大した動きがなく、仕事の大半は、立って看板や誘導灯を持っているだけ。
この際、警備員などが私服だったり、コートきていられるわけもなく、
割と薄めのユニフォームに身を包み、一日外で立っているため、すこぶる体は冷えてしまいます。


以上のようなことが冬の寒さによってつらくなる要素もろもろでした。
ガテン系のほとんどの現場は体を使う仕事がほとんどで、
真夏の暑さに比べれば、まだ寒いくらいの方がマシなんですけどね・・・
冬は冬できついものです。


こうちゃん